幽霊、呪い、超能力・・・これらの、いわゆる超常現象を信じている人など、現代社会にはほとんどいまい。

超常現象や心霊現象を扱ったテレビ番組や雑誌をみて、大抵の人は胡散臭いと思うだろう。

そして、それがすこしずつ積み重なり、成長するにつれてそういった超常現象を信じなくなっていく。

まさに『彼ら』の思惑通りだ。



おかしいとは思わないか?



あからさまに合成とわかる心霊写真や怪奇映像。

あまりにも薄弱な根拠で超常現象の存在を主張し、否定派にたやすく論破される自称専門家達。

三文マジックを披露するだけの超能力者。

そんな人達が、自分たちの信じる力や現象の存在を声高に主張すればするほど、

その信憑性は薄らいでゆく。

そう、彼らは言外にこう叫んでいるのだ。

「そんなものは存在しない」

と。

そして我々はその心の声に惑わされ、この世に超常現象など無いのだと思ってしまっているのだ。

だが、『彼ら』はなぜこうも巧妙に超常現象や怪奇現象の存在を否定するのか。

答えは簡単。



存在するからだ。



その組織の規模や名称は不明。

ただ『彼ら』と呼ばれている。

『彼ら』の目的はただ1つ。

「この世界を秩序正しく運営すること」

『彼ら』は無数に細分化され、世界各地のあらゆる組織にその枝葉を伸ばしている。

先述したメディア関係はもちろん、警察、司法、教育、医療、宗教、行政に至るまで、

『彼ら』の手の及ばぬところはない、といっていい。

それらの機関を駆使し、情報の操作や隠匿、不逞分子の排除など、

この世界の秩序を守るために『彼ら』は全力を尽くす。


そして、『彼ら』は既成の機関に潜入するだけではない。

我々の知らない『彼ら』独自の機関も存在するのだ。

そこで今回は、世界各地に人知れず無数に存在する『彼ら』の下部組織の内の1つを紹介しよう。






『 September First 』通称『 SEP/01 』

各地の凶悪犯罪者やテロ組織、妖怪、悪霊などを秘密裏に排除するのが『彼女たち』に課せられた任務だ。