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・三者(さんしゃ)
三ツ者とは違う。かぎ、物聞、目付を言う。
別の言い方では、検見、見分、遠候。

・三無忍(さんむにん)
忍術を学び身につけるべき者が体得すべき心得。
例えば無足忍とは、足音を立てない歩き方を身につけよ、の意味。

・七方出(しちほうで)
忍者の変装時の主要な七態。
虚無僧(こむそう)、出家、山伏、商人、放下師、猿楽師、
そして常の形(普段の格好)。

・志能便(しのび)
志能便とは後世の忍びとは違い、聖徳太子が側近として置いた役職。
大判細人という人物がそれであったとされている。

・忍びいろは(しのびいろは)
忍者たちが創案した暗号文字。『万川集海』では大秘事口伝とされた。
漢字の偏と旁を組み合わせて独特の文字を作った。
これを忍びいろはという。

・忍びの衆(しのびのしゅう)
伊賀国藤堂高虎によって整備された無足人五班の一つを指す。
組外の衆、母衣組衆、鉄砲組衆、留守居衆、そして忍びの衆の五つ。

現在、同名の武芸俳優集団がおられます。

「忍びの衆」オフィシャルホームページ
http://www.fiberbit.net/user/blackskills/

・十忍(じゅうにん)
古法より十忍の習というのが伝えられた。音声忍といって、
音の低きを用いるという教えを始めとして以下、
順忍、無生法忍、如幻忍、如影忍、如焔忍、如夢忍、如化忍、如空忍の十種。

・修験道(しゅげんどう)
日本の修験道の開祖は役小角といわれる。
修験道は気合術、催眠術、医療術の三つをその柱として成立した。

・手裏剣唱合歌(しゅりけんしょうごうか)
手裏剣の打ち方を歌として韻を踏んで作った歌。

・上忍(じょうにん)
忍者の元締め、あるいは親方の身分にある者を言い表すが、
本質的には土豪。

・人馬(じんば)
人馬とは、二人で組んで行う塀飛び、高跳びの技。

・透波(すっぱ)
せっぱとも言う。主に関西方面で使われた。
「スッパ抜く」の意味からきたとも言われている。
泥棒や盗賊の意味としてもついて回る。
風魔小太郎が有名。

・頭脳忍(ずのうにん)
頭脳忍という忍者がいたわけではなく、忍者はただ体を使うだけでなく、
知性・頭脳を使う忍術、忍法も含むのである。
奇兵と同じ意味で、兵法と考えてよい。

・側間(そっかん)
情報収集活動の他、破壊殺人行動も行う人の事と言われている。

・反り忍(そりにん)
敵方から入り込んで来る忍者の事。











参考・引用文献

新人物往来社 【歴史読本スペシャル71 忍の達人 影の奥義書】
新人物往来社 【別冊歴史読本72 忍びの者 132人データファイル】
学習研究社 【歴史群像シリーズ71 忍者と忍術 闇に潜んだ異能者の虚と実】
講談社 【バジリスク甲賀忍法帖 忍術と忍者の謎】