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装束 武器 火器 水器 登器 開器

・戸閉(とじめ)
とじまりにあらず、忍器の一種。
戸やフスマの尻、はめこむためのもの、はめこむとと戸が動かなくなる。
敵を閉じこめる時、時間をかせいで逃げる時などに使われた。


・かすがい
鉄製で普通コの字型をしている。登器として打ち込む。
廊下等に仕掛けがある場合、これで側壁を伝い渡る。
天井等で体を支える。敵の移動を封じるため、戸等に打ち戸閉器とする。


・大竹べら(おおたけべら)
戸内、屋外に竹の弾力を利用して仕掛ける。
敵を驚かし、自分は目覚める仕組み。


・刃曲(はまがり)
薄く幅も狭い小刀様の約18センチの鉄板四板を蝶番でつないだ物。
先の二枚は前の方に刃を付け、
背の方にはしころ(鋸の一種)の刃のようになっている。


・鋏(はさみ)
南蛮鉄をよく鍛え、鉄でも切れるようにする。
この鋏には四つの利点がある。

第一に、薄い鉄をはさんで切る。
第二に、薄い竹木など小刀や鎌などでは切れないものを切る。
第三に、尻差のある戸が、はずし鉄では、はずれぬ場合、突いてはずす。
第四に、戸などをこじあけたい時、これを透間に入れて、こじあける。


・鑿(のみ)
長さ約18センチずつの鉄片二つを蝶番でつないだもの。
先は鋼を鍛え、鉄が切れるようにする。
鑿には四つの利点がある。

第一に、鉄を削る。
第二に、戸に肘壷が詰まり、掛金をあけても抜けない時、
透間に入れてこじあける。
第三に、とばそをこじあける時に用いる。
第四に、立詰の桟などをこじはずす時に用いる。


・錐(きり)
長さは約18ミリで三種類ある。これら三種の錐には次の利点がある。

第一に小坪錐。戸の立詰に少しの透間もないような戸で、
開器を用いることができない時、それが板戸であれば、
この錐で穴をあけ、開器を入れる。
 
第二に大坪錐。戸の内側からかけがねを掛けてあったりして、
開器を用いることができぬ時、この錐で穴をあけ、鎗を用いて戸をあける。

これらの坪錐(クリヌキ錐)は、開器の基本である。
よく鍛えた鉄で刃を作る
その他錐の用途は多く、あらかじめ定めることはできない。

・しころ
両刃で一方は竹を、一方は木を切る。鋸のようなもの。
しころには二つの利点がある。

第一に、忍び返し、柵、垣根、矢来など鎌では切りにくい物を切る。
第二に、戸の脇板などを切る時、あらかじめ錐で穴をあけ、
次に経で丸く穴をあける。












参考・引用文献

新人物往来社 【歴史読本スペシャル71 忍の達人 影の奥義書】
新人物往来社 【別冊歴史読本72 忍びの者 132人データファイル】
学習研究社 【歴史群像シリーズ71 忍者と忍術 闇に潜んだ異能者の虚と実】
講談社 【バジリスク甲賀忍法帖 忍術と忍者の謎】