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・狼火(のろし) |
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擲弾筒のこと。
狼煙と狼火どちらものろしであるが、
秘伝書の伝える狼火は、一般的な携帯用の狼煙ということではなかったらしい。
材料は、硝石と硫黄と灰であるが、
これを鉄砲薬のように竹筒に入れて用いるという。
固く突き込んでから玉を入れる。その際固く突き込むほどよい。
少しでも透間があれば竹は破れるといっている。
このことから狼火と言ってはいるが今日でいえばまさに
擲弾筒そのもので、通信用ではないとわかる。 |
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・火口(ほくち) |
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ホソクズ、ホスヒ、ホクソなどと呼んだ。
燵石を打って出た火花を移し取るためのもの。
火口には古くから朽木や柔らかい木の消炭などの粉末などが
用いられてきたが、後には、アサ、イチビなどの草の幹を焼いて消炭
を作りこれを粉末にして火口を作るようになった。 |
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・鉄砲打薬(てっぽううちやく) |
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鉄砲打薬とは鉄砲に込める火薬のこと。当時の広く知られて
いた標準的な火薬のこと。
打薬と言ったり、火薬と言ったり、ただ単に薬という場合もある。 |
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・袖火(そでび) |
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携帯することができる火。袖の中に入れておくことが普通だったため、
当時の忍者は袖火と呼んだ。
火器としては最も一般的な火器のひとつで忍者たちにとっては必需品であった。
目的はあらゆる火器の点火用である。
ただし、発火性はそう鋭くない。
現在の懐炉のようなものを想像するとわかりやすい。 |
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・銅火(どうび) |
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点火や発光を目的とした携帯用火器。 |
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・水鉄砲(みずでっぽう) |
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名前は水鉄砲でも、火器である。
火薬の力を持って高速に水を射ち出し、敵を気絶させようというもの。 |
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・剛盗提灯(がんどうちょうちん) |
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剛盗とちょうちんは一般に広く用いられた明かりとりである。
苧桶ほどの大きさの曲物の底に鉄の取っ手を付ける。
曲物の中には鉄の輪が三つある。
端の輪は曲物に付いて動かない。
中の二つの輪はクルクルと回るようにし、
三方から鉄針で釣って真中にくるようにする。ここに蝋燭を釣っておき、
中に油を入れて火を点す。曲物の底には空気抜きの穴をあけておく。 |
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・抛火矢(ほうりびや) |
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現代でいう、手榴弾。
矢の字がついているが矢ではない。
土器を容器に使った投擲用火器。 |
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・埋火(うずめび) |
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うめびとも。現代戦でいうところの地雷。
雷管のない時代の地雷であるから、
瞬間的に発火するわけではなかったと考えられる。 |
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・鳥の子(とりのこ) |
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夜討鳥の子、忍び鳥の子といって夜間攻撃には重宝したらしい。
鳥の子とは形態から名づけたものであろう。
投げて用いる目的であったから、現代では一種の手榴弾と理解すべきである。 |
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・捕火方(とりびほう) |
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現代の火器でいえば、火焔放射器。
当時の技術水準では現代のもののように何十メートルも届く火で
あったわけではないが、優れたものであったとされる。 |
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・巻火矢(まきびや) |
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竹筒の中に火薬を詰めるだけではなく、
外側にも縄で巻きしめて圧力を高めたもの。
竹筒の後ろに羽根がついていてバランスを取る。
攻撃用投榔火器のひとつ。 |
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・飛火炬(とびひこ) |
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飛火炬は忍者たちが用いた多くの火器の中で最も効果のある火矢であった。
小さなものから長射程を持つものまで、さまざまな種類がある。
ロケット堆進の火矢と考えればよい。
この飛火炬の大型のものを大国火炬という。 |
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・焙烙火矢(ほうろくひや) |
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現代の手榴弾と同じく、手で投げる爆弾である。
豆や銀杏等を煎る素焼きの陶器で、ほうろくと呼ぶ、
碗状の生活用具がある。
この砲状のほうろくを二個あわせて球状にし、
その中に炎硝と榴弾(小鉄片や小石等殺傷力のある物)を交ぜ入れ、
火縄を口火としてつける。 |
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・火矢(ひや) |
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戦陣で使用される焼打ち用の火矢はかぶら矢(鳴り笛のかぶらをつけた矢)
の笛の空胴の中に、が火照った炭火か、おきを詰めて射出するものをいう。
忍びの使う火矢は、矢に焔硝を仕込み火縄をつけ、
火縄に点火して弓で射出す。火縄の長さの調節によって、
思いのままの時刻に、爆発燃焼させることができる。
現代の時限爆弾のような使用法もできるわけである。
焔硝の仕込み方に種々な様式がある。 |
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・大国火矢(おおくにひや) |
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現代のロケットのように、火薬の噴射によって矢を堆進させるアイデアの物で、
大国火矢と呼ぶ太く短い矢がある。
これは弓で射出せず、手で投げて方向を定める。
火薬の噴封で進み、目標に命中すると爆発するという物である。 |
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参考・引用文献
新人物往来社 【歴史読本スペシャル71 忍の達人 影の奥義書】
新人物往来社 【別冊歴史読本72 忍びの者 132人データファイル】
学習研究社 【歴史群像シリーズ71 忍者と忍術 闇に潜んだ異能者の虚と実】
講談社 【バジリスク甲賀忍法帖 忍術と忍者の謎】 |