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・白井流手裏剣術(しらいりゅうしゅりけんじゅつ) |
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手裏剣を半回転させて投げるのが特徴の流派。
江戸の剣客、白井享を始祖とする。 |
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・正木流鎖術(まさきりゅうくさりじゅつ) |
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細い鉄ぐさりの両端に鉄の分銅がついている小武器。
正木段之進俊光が始祖。この万力鎖を使う鎖術で五つの型を基本とする。 |
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・忍者八門(にんじゃはちもん) |
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忍者として修めねばならない一般教養はふつう八門と言う。
気合、骨法体術、剣、槍、手裏剣、火術、遊芸、教門のこと。 |
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・八法秘剣(はっぽうひけん) |
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戸隠流でいう、軍略・天門・地門、手裏剣、各種遁法、鈷盤技術、
杖術・棒術、眉尖刀・薙刀術、六尺棒、槍術、騎射術に、
忍者独自の小太刀・太刀の秘剣を加えたもの。 |
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・起承拳(きしょうけん) |
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戸隠流体術の拳法のうちのひとつ。手刀のように拳を使う。 |
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・指頭拳(しとうけん) |
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戸隠流体術の拳法のうちのひとつ。
指の関節を屈曲させ指頭で用いる。薬指と小指は曲げる。 |
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・指半拳(しはんけん) |
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戸隠流体術の拳法のうちの一種。五本の指を全部開いて、
つかみかかるようにした拳。 |
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・指針拳(ししんけん) |
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戸隠流体術の拳法のうちの一種。小指だけを突き出す技。 |
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・足躍(そくとう) |
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戸隠流では、拳として体のすべてを用いるが、
足を拳として使うものは特に足躍という。
足の底と踵を打撃に使う。 |
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・足起(あしおり) |
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戸隠流忍術では体の全部を拳として使う。
足起とは、膝関節で打ちこむことを言う。 |
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・遠当ての術(とおあてのじゅつ) |
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戸隠流忍術体術のひとつ。気合を使って目潰しをする術。 |
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・締め(しめ) |
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戸隠流の重視する締め技の中には、本締、逆蹄、腕締、一摘締、
痛締、押締、逆押締、三角締、金縛りなどがある。 |
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・戸隠流剣法(とがくしりゅうけんぽう) |
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戸隠流剣法には名がついている。
影の一刀、飛龍の剣、霞の剣、無想剣の構え、浦波、打物の剣、
神伝夢想剣、雷光之剣、一閃剣、隠居合三法、斜地釣正眼、一刀楷弾などと
名づけられた剣技である。 |
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・骨指術(こっしじゅつ) |
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玉虎流骨指術は、特徴的に、かたく結んだ拳を開きながら打つ。
または開いた指を握りしめながら拳にして打つ。
戸隠流忍術の一部。 |
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・骨法術(こっぽうじゅつ) |
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虎倒流骨法術というのは、五本の指を自由に使って行うのが特徴。
体の変化とともに打つ。
敵の急所を打って失神、昏倒させる。蘇生させる技も含む。 |
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・槍術九神之型(そうじゅつくしんのかた) |
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戸隠流槍術の型。扞法、四方技、飛鳥抛、一突挨、一祷三当撥摧、
秘槍、天地推、撥捕扼があるということになっている。 |
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・眉尖刀術術(びせんとうじゅつ) |
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眉尖刀とは中国語。長い柄のっいた湾刀。
日本では薙刀という。戸隠流の薙刀術は他流と異なり、
捨身になって攻撃技をかけることを身上としている。 |
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・鎖鎌術(くさりがまじゅつ) |
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戸隠流では鎖鎌術をこう説く。
すなわち、種々の変装に合わせ目立たない鎌を使って、
応用変化の術としてこなせと。
農夫に変装した時は鎌に縄と分銅をつけ、
きこりを装った時は斧に縄とと木片の分銅をつけるといった
具合に使い分ける。 |
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・銛盤投術(せんばんとうじゅつ) |
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銛盤とは四角く平べったく四角が尖った形の一種の車剣。
これを戸隠流で銛盤と称している。
どんな場所からもどんな位置からも、
どのようにでも投げることを目的とする投げ技。 |
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・刀匿ヒョウ姿(とうとくひょうし) |
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刀匿ヒョウ姿とは、一種の構え方をあらわすが、
要するに刀身でもって手裏剣をはじくこと。 |
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・目刺しの術(めざしのじゅつ) |
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目刺しとは戸隠流忍術にのみ伝わる隠し武器、
仕込み杖ないし忍び杖といわれる竹筒の中に槍のような細い矢が
飛び出す仕掛け。槍のように使う。 |
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・天狗倒し(てんぐだおし) |
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くノ一すなわち女忍者特有の戦術。
男に襲われた時、もはやこれまでとあきらめて、全身の力を抜いてみせる。
男はもう大丈夫だとゆっくりとつかみかかってくる。
その時女は両手で男の両耳を力一杯に打ち、脳震盪を起こさせる。
この鼓膜破りの術を天狗倒しという。 |
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・用間術(ようかんじゅつ) |
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「間」とは、へだつ、たがう、ひそか、敵の動静を探る者、回し者の意味がある。
中国の呉の時代に「間」といった。
用間術とは『孫子の兵法』の一篇で忍術の原点とされる篇。 |
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参考・引用文献
新人物往来社 【歴史読本スペシャル71 忍の達人 影の奥義書】
新人物往来社 【別冊歴史読本72 忍びの者 132人データファイル】
学習研究社 【歴史群像シリーズ71 忍者と忍術 闇に潜んだ異能者の虚と実】
講談社 【バジリスク甲賀忍法帖 忍術と忍者の謎】 |