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其ノ壱 其ノ弐 其ノ参 其ノ肆 其ノ伍

・偽言・私語の術(ぎげん・しごのじゅつ)
偽言・私語の術とは、一人で二人も三人も居るように
偽言をささやいて敵を欺くこと。
また屋内に居ても屋外に居るように、
壁の外に居ても内に居るように装って敵の裏をかく。
一種の話術。

・鶉隠れの術(うずらがくれのじゅつ)
手足を屈め、首を引っ込め、掩蔽物の側でじっと動かず、
寒夜に霜の音を聞くごとく、息を殺して敵を欺く。
うずらの習性にたとえた隠遁術。
うつ伏せは五つの得があり、あおむけは五つの損があるという。
石のように身動きせず「隠形の呪文」を唱えて精神を統一する。
隠形の呪文は「オンアニチヤマ、リシエイソワカ」という。

・天井隠れ(てんじょうがくれ)
家屋の天井義に忍び込んで敵情を探ること。
忍術昔に、夜間は絶対動かぬこと、歩行には梁や垂木の上を歩むこととある。

・床下隠れ(ゆかしたがくれ)
家屋の床下に潜りこみ敵情を探る。
天井裏と違って比較的自由に動くことができる。
地面がじめじめして蟻、みみず、なめくじ等が這ってきてまことに苦痛である。
忍術書は飢渇丸、水渇丸を携行し、筵や板を持参するとよいと説いている。

・雪隠隠れ(せっちんがくれ)
これは読んで字のごとく雪隠、すなわち便所に隠れることであるが、
踏板の下に長時間居られるはずもなく、人がいない時は踏板の上に上り、
いる時は仕方なく踏板の下に隠れるようにする。

・扇子隠れ(せんすがくれ)
隠身術のひとつ。一瞬をついて姿を隠す術。
服部半蔵がやったという。
開いた扇子を前に出し、そして手を放す。
扇子が地上へ落ちたとき、姿が消えていたという。
楊枝隠れもそのひとつ。

・始計術(しけいじゅつ)
忍術著は忍び入りの術を原則的に陽忍法と陰忍法に分けている。
そして陽忍法を、数ヶ月〜数ヵ年も前からあらかじめ潜入しておく法と、
いざ目的を持って忍びこめという陰忍法区別している。
 始計術というのは、陽忍法遠入りの術の最初に出てくる術で、
意味は、謀を始めるのに必要な手段を説明するものである。
髪形や服装や、身なり、身ぶり、その他、風俗、
方言にも精通して潜入に役立てること、としている。

・柱男術(けいだんじゅつ)
陽忍法遠人りの術のうちのひとつ。
「月中に桂男たり」の意味は、
城中や組織集団には必ず不平不満分子がいるから、
平素から忍者を入れてその不満分子に目をつけておけ、という意味。

・如景術(じょけいじゅつ)
陽忍法遠入りの術のひとつ。
形あれば影の応ずるがごとく敏速に行動する術である。
影が常に形についてゆくように、ぴったりと寄り添うように
敏速についてゆくべしという術。

・くノ一の術(くのいちのじゅつ)
「久ノ一」ともいう。くの字とノの字と一の字を合わせれば女の字になる。
すなわち女を用いる術をあらわす。
ただ、くノ一の術とは陽忍法遠入りの術のひとつと整理されている。
女忍びには違いないが、手鼻剣を投げたり、
チャンバラをしたりすることはなく、婦女の特質を生かして、
あらかじめ敵中に潜り込ませておくのである。

・里人術(さとびとじゅつ)
里人とは長く敵国に住み、従来の事情もよく知っている住人のこと。
里人の方が他国者より疑われないですむのは道理である。
里人の従者になって入っていくのがよいとされている。

・身虫術(しんちゅうじゅつ)
身虫とは身中の虫の身虫である。
敵将の腹心の者たちを見定め、そのうちの一人を選んで裏切りに誘う。
忍術書はこの人選の方法を身中の虫見定法と称し、
身中となすべき術とともに詳しく述べている。

・蛍火術(けいかじゅつ)
「蛍の光」術ではない。
蛍や自分の腹中から火を出すことに例えた術。
身内や腹心の者に謀反心があり、とニセの告発を行い、
重要人物を陥れる。術としては大胆かつ効果ある峻烈な術といわれる。
今日でも指揮系統の離間策は最も効果の高い謀略である。

・袋翻術(ふくろがえしじゅつ)
陽忍法遠入りの術のうちのひとつ。
袋の表裏を翻すようにする裏切術、寝返術のこと。
具体的には、敵将に取り入っておいて歳月をかけて
信任を得ることが条件である。
いざ大事という時に寝返るという気の長い術。
袋翻術は、普通遠入りの法のひとつとされるが、近入りの法、
すなわち緊迫した情勢での潜入にも、
方法を変えれば十分有効な術とされている。

・天唾術(てんだじゅつ)
天に唾する者はわが身にはね返る道理である。
わが方に忍びこんできた敵忍者を捕らえ、
懐柔して裏切らせてしまおうという術。自陣を天にたとえている。

・弛弓術(しきゅうじゅつ)
弓の緊張と弛緩にたとえた術。
相手方に捕らえられ、裏切りをすすめられたら、いったんは承知する。
つまり一度は敵のスパイになっておく。
そして時機がきたら、弓が反り返るように復すればよいというわけである。

・カン谺術(かんかじゅつ)
山彦の術といった方がわかりやすい。
主君と忍者の間は山彦が打てば響くような間柄でなくてはならない。
二人で示し合わせておけばいったんこちら側を裏切って敵方に走ったように
敵だけではなく味方も欺くことが出来る。

・略本術(りゃくほんじゅつ)
略本の意味は、基本的な事を略すの意味である。
具体的には、忍者としての必要な条件、基本的な知識、技術、技能は
事前に十分心得ておけということである。
緊急時の潜入では特に大事な意味を持つ。
忍術書は、略本術には七か条あるといっている。











参考・引用文献

新人物往来社 【歴史読本スペシャル71 忍の達人 影の奥義書】
新人物往来社 【別冊歴史読本72 忍びの者 132人データファイル】
学習研究社 【歴史群像シリーズ71 忍者と忍術 闇に潜んだ異能者の虚と実】
講談社 【バジリスク甲賀忍法帖 忍術と忍者の謎】